1.雑誌とのメディア連携
松本:
いきなりですが、月間住まい情報は目立ってますね。
QRコード満載の御社以外のページは、どれも同じように見えてしまいます。 それほどインパクトがある紙面になりましたね。
樋口様:
そうですね。とてもインパクトのある紙面展開が出来たと思います。当社では定期的な入居者モニター会というのを開催しております。先日、「情報誌」というテーマを取り上げて行ったのですが、皆さんの意見が、「情報誌に載っている物件はどうせきまっていると思っている」という意見が多かったんですよ。
正直、情報誌の信頼性が薄くて驚きました。そういったお客様の声が、今回のQRコード掲載のページにつながったといえます。これは単なるシステムの「改善」ではなく、お客様のニーズへの「挑戦」だと捉えています。
松本:
印刷会社の反応はどうでしたか。
これだけ個別のQRを張って欲しいというのは驚かれませんでしたか
樋口様:
通常、ひとつのURL(例えば検索サイトのページ)に対して、ひとつのQRコードという考え方が常識化しておりましたが、今回は物件ごとにQRコードを作成しておりますので、印刷会社は大変そうでしたね。
またデータベースから直結するので、QRの中に色んな情報を持たせることができますので、情報量が多くなればQRコードも大きくなる、そうすると印刷精度の問題でサイズの制限がでてくる・・・といった感じで互いに試行錯誤の日々だったように思います。
松本:
確かにいろいろなことが初めてなので常に試行錯誤でしたね。そのおかげでお互いさまざまなノウハウが蓄積できたと思います。
ところで、QRコードというものが一般に広まり始めてきましたが、実は認知度は高いものの、使ったことが無いという方は多いみたいですね。
先日も異業種交流会なる場所で20名ほどの方に対して、QRコードの話をさせてもらったのですが、QRコードは知っているけど読み込んだことがないという方ばかりでした。
ちなみに、半数以上はは対応機種を持っていらっしゃいました。
樋口様:
私も今回の件で色んな人にこの件でお話をする機会がありました。QRコードを印刷したものを持って色んな人に意見を聞いてまわってたのですが、当社の駐車場の下で出会ったおじさんなんか、「あー、このもじゃもじゃ見たことあるなー」って言ってましたよ。
確かにもじゃもじゃですよね(笑)。テレビコマーシャルでもやっていますし、“もじゃもじゃ”というレベルでの認知度は高いと思います。
実用に向けた動きはこれからでしょうね。
とはいえ、私はこの取り組みを行うまでは化石のような携帯電話を使ってました。アービンズさんとの携帯サイトリニューアルでは、どうも下位機種のテスト用に使われているような気がしておりますしたが・・・。
流石に今回QRコード対応機種に買い換えましたよ。
松本:
あちこちでQRコードを目にしますが、まだまだサイトへ導くだけの使い方が多いですね。確かに携帯でURL(アドレス)を入力するのは手間ですからサイトへ導くというのは、一つの使い方だと思います。
近い将来、コンテンツとQRコードの使い方のアイデア勝負になるでしょうね。というか、実際もうそうなっていますね。 消費者は賢いですから。
樋口様:
まったくその通りだと思います。
今回QRコードについて一番に考えたのは、今までのQRコードの使い方・考え方を“打破”することでした。
せっかく、コードの中に情報を持てるわけですからホームページへリンクの手段だけはもったいないと考えました。更にデータベースと連携することで、可能性は広がりますし、お客様に多くの情報を提供することが可能になります。情報誌では出し切れなかった情報というのをQRの中に入れ込むことができるのです。
今までは、“静的”な情報を持ったことしかなかったQRコードに、“動的”な情報を持たす。これはアービンズさんとの打合せの中でも何回も出てきましたね。 そういった意味では、QRコードの機能を最大限に生かしたと言っても過言ではないかと思います。正に画期的という言葉がぴったりではないでしょうか。
松本:
もちろんQR対応の携帯電話でなくてもいいように対応しましたね。そのような対応は当たり前のことなのですが、QRコードに目が奪われて以外に抜けてしまうことなんですよね。
樋口様:
そうですね、もともと事の発端が情報誌の「どうせ決まっているでしょ」という悲しい常識をなんとかしようというものでしたから、月一回のデータの情報誌に毎日情報を更新させるインターネットを連動させることをまず考えました。
そうやって生まれたのが「ピンポイント検索」ですね。情報誌に表示されているピンポイントコードを、PC・携帯サイトから入力すれば、間取り・外観写真・設備・最新の空き情報を確認できるのです。お部屋紹介では 動画の用意もしてあります!
その機能の利便性を高めたものが今回のQRコードですね。これらを、マンションに掲示されている入居受付の看板に応用していけば、「現地からの検索」という新しい検索種類の構築につなげていけると思います。
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